腰椎椎間板ヘルニア、横隔膜ヘルニアなど様々なヘルニアの種類、症状(痛み、手足のしびれ)、治療法、リハビリ予防体操を公開
本文(ヘルニアに関する)内容
・ヘルニアとは
・ヘルニアの種類
・脳ヘルニア
・頸椎椎間板(けいぶついかんばん)ヘルニア
・腰椎椎間板ヘルニア
・横隔膜ヘルニア
・内ヘルニア
・腹壁ヘルニア
・臍ヘルニア
・鼠径ヘルニア
・閉鎖孔ヘルニア
・嵌頓ヘルニア
を公開します。ご覧下さい。
ヘルニアとは
腰を痛め椎間板ヘルニアになって、手術したなどよく話を聞きます。私も椎間板ヘルニアです。そもそもヘルニアといはどういう症状なのでしょう。
ヘルニア(hernia)とは、体内の臓器などが、本来あるべき部位から脱出した状態を指す。
体腔内の裂隙に迷入したものを内ヘルニア、体腔外に逸脱したものを外ヘルニアと呼ぶ。
腹部の内臓に多くみられ、例えば腹壁ヘルニアは、腹壁に生じた裂け目から腹部の内臓が腹膜に包まれたまま腹腔外に脱出するものである
wikipediaから引用
つまり、体の本来ある場所から臓器でも、骨などであってもずれた状態にある場合は、ヘルニアと呼ばれるそうです。
ヘルニアの種類
ヘルニアには下記のような種類があります。
・脳ヘルニア
・頸椎椎間板(けいぶついかんばん)ヘルニア
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎椎間板ヘルニアとは
・腰椎椎間板ヘルニアの症状
・腰椎椎間板ヘルニアの治療法
・腰椎椎間板ヘルニアの治療後、リハビリ
・腰椎椎間板ヘルニアの予防体操
・横隔膜ヘルニア
・横隔膜ヘルニアとは
・横隔膜ヘルニアの症状
・横隔膜ヘルニアの治療法
・横隔膜ヘルニアの予防、体操
・内ヘルニア
・腹壁ヘルニア
・臍ヘルニア
・鼠径ヘルニア
・閉鎖孔ヘルニア
・嵌頓ヘルニア
など思った以上に多くのヘルニアがあります。
腰椎椎間板ヘルニアとは
脳から脊髄に運動神経と知覚神経が通っています。
腰椎5個あります。それに沿って運動神経と知覚神経は管に収まっています。
5個の腰椎は幾つかの靱帯や椎間板と呼ばれる一種のクッションのような働きをする組織によりつながれています。
椎間板は正常ではかなりの弾性を有しており、
・腰椎を支えるとともに
・椎間板のおかげで
腰椎はある程度前後左右に運動することが可能になっています
椎間板は
・外縁部分を構成する線維輪
・軟らかい髄核
2つの構造物から成り立っています。
この椎間板のうち線維輪が弱くなって
・膨隆したり
・線維輪が断裂して中の髄核が脱出したり
して神経を圧迫することです。
腰椎椎間板ヘルニアの症状
椎間板ヘルニアの患者さんの年齢は50歳代にピークといわれています。
腰痛やいわゆる”ぎっくり腰”のような症状が数日みられます。これに続いて一側の下肢へと放散する激しい痛みが生じます。
この痛みは激烈なものが多く、数日はほとんど満足に動けないことも多く、睡眠も妨げられるほどです。
しかしながらこの痛みは2-3週間でピークを迎え、次第に和らいでいきます。
私も腰椎椎間板ヘルニアになりましたが、激痛で2週間程度は続きその間は一人で立つのも出来ず、四つんばいで家の中を行動していました。
腰椎椎間板ヘルニアの治療法
腰椎椎間板ヘルニアは自然経過で軽快するものが多いといわれています。現在までの研究では腰椎椎間板ヘルニアのおよそ80-85%の症例は自然経過で軽快すると報告されています。
その他は保存的療法としては、安静・腰椎コルセットの装着・腰椎牽引や腰部マッサージなどが行われます。
痛みが取れない場合、手術的治療法としては、手術用顕微鏡下での椎間板ヘルニア切除術を行っています。
手術の内容は、神経を圧迫している椎間板ヘルニア塊を摘出します。手術に要する時間は1時間強程度だそうです。
個人的経験を語ると、自然経過と保存的療法の腰椎牽引や腰部マッサージで回復しました。
腰椎椎間板ヘルニアの治療後、リハビリ
手術を行った場合は、腰椎コルセットを装着して翌日に起床し、歩行器を用いて少しずつ歩行を開始し、2週間程度で退院となります。
腰椎椎間板ヘルニアの予防、体操
予防法としてよく言われていることは
・腹式呼吸
・腰の周りの筋肉を鍛える
・散歩
・体操としてストレッチ
があげられています。
腰の周りの筋肉を鍛えるのは、腰痛の方はほとんどにお勧めです。
後腰に負担のかからない水泳もよいと言われています。
横隔膜ヘルニアとは
横隔膜ヘルニアは
・外傷性
・非外傷性
に分類されています。
外傷性横隔膜ヘルニアは、横隔膜が裂けることで、横隔膜により区切られていた臓器が脱出した症状を指します。
胸の気圧コントロールが出来なくなり、臓器が引き込まれることになります。
非外傷性は、ほとんど先天性のものといわれています。
新生児がすぐに呼吸困難などの症状となり非常に危険なものです。
・ボックダレック孔ヘルニア
赤ん坊が母親のおなかの中にいるときに、胸とお腹が横隔膜により区切られることになりますが、一定の原因で横隔膜が十分に閉じないことで発生するものです。
他には食道裂孔ヘルニアも非外傷性に分類されています。
横隔膜ヘルニアの症状
外傷性横隔膜ヘルニアの多くは、怪我と一緒になっている判別が難しい。
代表的な症状としては
・吐き気
・嘔吐
・ショック症状
・呼吸困難
が引き起こされるということです。
ボックダレック孔ヘルニアは先天性です。病状としては呼吸困難です。しかも生まれてすぐに発症する場合があるため、非常に緊急性を要します。
傍胸骨孔ヘルニアの症状は、目立った症状が引き起こされません。
時として呼吸困難などを引き起こします。
横隔膜ヘルニアの治療法
外傷性横隔膜ヘルニアの場合は、臓器が元の場所から移動しているため手術により、臓器を元に戻す必要があります。
ボックダレック孔ヘルニアの治療法は、呼吸など安定している場合は開腹して胸腔内に入り込んだ内蔵を腹腔に戻します。バイタルなど不安定の場合は、人工肺などを活用し横隔膜形成手術を行います。
傍胸骨孔ヘルニアの治療法は、横隔膜と胸骨の付着が弱い部分を補強を行います。自然治癒はありませんので、見つかり次第手術となります。
横隔膜ヘルニアの予防、体操
外傷性横隔膜ヘルニアに関しては、単独で発症するものではなく怪我など起こしたときに発生するので予防は不可能です。
ボックダレック孔ヘルニア、傍胸骨孔ヘルニアは、基本的に先天性であるため予防することは不可能です。
参照資料
・日本脊髄外科学会 http://square.umin.ac.jp/jsss-hp/patient/hernia.html
・日本ヘルニア学会 http://jhs.mas-sys.com/index.html
・「脳、神経の病気百科」 http://www.onicu.com/nou/
・.wikipediaなど
・健康生活ラボ http://kenkolab.net/950
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