インフルエンザ2014年第5週感染者増加。子供の脳症にも注意。 予防、症状、潜伏期間など基本情報は本文内のサイトで公開。

インフルエンザに関する本文サマリー（要約）

・インフルエンザニュース
子供の脳症に注意
・インフルエンザ状況
全国40都道府県で警戒レベルへ
を公開します。

感染症全般
・インフルエンザ・・・症状、予防、潜伏期間、予防接種料金など基本的な知識、ニュース
・ノロウイルス・・・症状、予防、潜伏期間など基本的な知識、ニュース
・PM2.5
はこちらにまとめて記載しております。ご覧下さい。⇒こちら

インフルエンザニュース

インフルエンザ脳症:患者増加の恐れで注意呼びかけ　

国立感染症研究所は１０日、長野県内の男児（９）がインフルエンザ脳症で死亡したと発表した。男児から検出したインフルエンザウイルスのタイプは、今季流行しているＡ型のＨ１Ｎ１型だった。このタイプは、２００９年に新型インフルエンザとして流行し、その際に脳症を発症する患者が多かったため、同研究所は今後も脳症の患者が増える恐れがあるとして関係者に注意を呼びかけている。

　同県立こども病院によると、男児は１月１０日に発熱などの症状が出た。翌日に症状が悪化。県内の病院に救急搬送され、インフルエンザと診断された。その後も顔色が悪いなど症状が悪化し、１２日に脳症で死亡した。　引用　毎日新聞

という記事が出ていました。インフルエンザは基本的にB型に比べて、A型は症状が重症化する傾向があります。

そして今回の記事では脳症を引き起こすとの事で、特に注意が子供など注意が必要です。

インフルワクチンの効果、増強する物質開発

いい報告です。今回開発されたワクチンが、現在のインフルエンザに対するワクチンの効き目を飛躍的に高めることがサルを使った実験で検証されたそうです。

・独立行政法人・医薬基盤研究所の石井健プロジェクトリーダー
・北九州市立大の桜井和朗教授らの研究グループが、
米科学アカデミー紀要電子版に発表することになっているそうです。

このワクチンは効果は、現在のワクチンの免疫力の指標となる抗体の量が10倍以上増えるとのことです。
　

カーリング・小野寺さん。インフルエンザで２試合欠場が決定

インフルエンザは、オリンピック選手にも猛威を振るっているようです。カーリング・小野寺さんが、インフルエンザに感染し2試合の出場停止が決まったようです。

インフルエンザ状況

インフルエンザは2013年秋から現在まで尚右肩上昇中です。

2014年第5週の定点当たり報告数は34.44（患者報告数170,403）となり前週から大幅に増加しました。

都道府県別では
・沖縄県
・大分県
・宮崎県
・神奈川県
・埼玉県
・福岡県
・佐賀県
45都道府県で増加がみられた。
全国で40都道府県で警戒レベルが増加しています。

全国の患者推定数は約187万人
・5～9歳が約44万人
・10～14歳が約26万人
・0～4歳が約25万人
・30代が約23万人
・40代が約20万人
・20代が約15万人
・50代が約12万人
・15～19歳約8万人
・60代約8万人
・70歳以上が約6万人
と人口に対する割合では、0歳～14歳までが非常に多いです。
特に0歳～14歳は、脳症にも注意してください。

入院数が1016例ありました。特に1～9歳と70代、80歳以上は突出して増加しています。特に注意してください。

最近のインフルエンザウイルスの感染傾向は、
AH1pdm09＞B型＞AH3亜型
となっています。Ａ型が一番増加しやすいので注意して下さい。