土屋アンナさんと舞台主催者甲斐さんとの裁判。原作者濱田さんが鍵を握る。同日に柔道金メダリスト内柴正人さんの裁判があり、部員に暴行。有罪に。

先日舞台「誓い～奇跡のシンガー～」に関して、土屋アンナさん側と舞台主催者側でももています。そして裁判にまでなっています。

なんで裁判になったのか、検証してみましょう。

まず舞台「誓い～奇跡のシンガー～」が中止になった理由

この舞台「誓い～奇跡のシンガー～」が中止になった理由は明確で、舞台稽古に主演である土屋アンナさんが、最初の２回しか参加しなかったため、主演が稽古に参加しなければ当然舞台はできない状態になり、ぶつけ本番でできる舞台などないのでやもなく中止なったのです。

ということは、主演にもかかわらず舞台稽古に来なかった土屋アンナさんが悪いということになります。

なぜ土屋アンナさんが舞台稽古にこなかったのか？

実はこの舞台の原作は濱田朝美さんの自叙伝「日本一ヘタな歌手」が原作で、土屋さんがコメントするには
「舞台の台本を見ていないうえ、承諾もしていない」
との連絡があり、土屋アンナさんが舞台の製作側に対して、
「原作者である濱田さんの権利を万全に配慮するよう」
申しいれたそうです。
その後舞台主催者側が土屋アンナさん側に対して、舞台が中止になったことに対する損害賠償請求の書類が来たそうです。

ここで争点は、舞台サイド側が原作者に対し、様々な権利に対してちゃんとした対応や契約を行っていたかが問題になります。

この点に関して原作者の濱田さんがブログでコメントし
”舞台の話は事前に連絡もなく、濱田さんの許可もないままに話が進んでいたことを証言し、不快感を表明しました。”

原作者がこの件に関して土屋さんに経緯を話すと、
”土屋さんが共感して下さり、協力して下さる事になりました”
という理由で土屋アンナさんが原作者の権利等に関して、何も進展がなく連絡もこなかったので舞台稽古に行かなかったということは納得できます。

ここで一番重要なことは
”原作者が舞台化に承諾したのかどうか”

これに対して第１回口頭弁論で証拠不十分なため、土屋アンナさん側に対して証拠提出をもとめられました。

そして先日第２回口頭弁論があり
土屋アンナさん側の提出証拠は弱く、また原作者濱田さんは
”舞台化に関しては非常に歓迎されていたし、土屋アンナさんが演じるのに非常に感銘を受けていた”
との手紙の証拠が提出され、立場的には土屋アンナさんは不利な立場に追い込まれました。

結果的に、今度は裁判官が主催者甲斐さん側に、
”濱田さんの著書が原作か、原案かという面で著作権である前に人格権が発生するため
、舞台脚本作成の経緯等”が質問として出されました。

この裁判での被害者は

今回の裁判で状況的に土屋アンナさんはかなり不利な状況ですが、実は裁判になってしまって主催者側の甲斐さんはいろいろと大変な事態になっているとのことです。

主催者側の甲斐さん曰く
「来年、でかい舞台やテレビの話もあったけどなくなってしまった」
「僕の評判が悪くなった。一般的に“悪い監督”になっている」
ということで、裁判をおこした方が不利な状況に陥っているそうです。

土屋アンナさんは仕事は減ることも無く、連ドラ出演もきまって仕事は忙しくなる一方だそうです。

こうなるとどちらが被害者なのか分からないですね。

ただこの裁判の最大の争点は
”原作者濱田さんが舞台化に関して、承諾または快諾をしていたのか！”
という一点ですね。

これがはっきりすればすべて終わります。

というのが、今回の裁判の経緯であり、争点です。

北京両五輪の男子柔道金メダリスト内柴正人さんの部員に暴行事件裁判

後余談ですが、同日にアテネ、北京両五輪の男子柔道金メダリスト内柴正人さんの
部活の部員に対して、暴行した罪で、第１審と同じく懲役５年の実刑を言い渡されました。内柴正人さんは「合意の上だった」と否認しています。

合意であっても部員に酒を飲ませて、酔わせて。。。。いいのでしょうか。