東急コミュニティーが管理しているマンション住人情報を紛失。

2014年3月25日に株式会社東急コミュニティーは、マンション管理業務を受託しているマンションの住居社162名の名簿を紛失したことを発表しました。

個人情報紛失が判明した経緯

株式会社東急コミュニティーが公表したコメントによると、個人情報紛失がわかったのは3月11日に、名簿を使用するため社員が個人情報管理されている施錠されたキャビネットを開けたときに、名簿がないことが判明したとの事です。

現在も検索中とのことですが、いまだ発見されていない模様です。
す。

個人情報流失の可能性

現在は紛失した個人情報を活用した不正使用などの報告はないとのことです。

個人情報紛失の原因の推測

株式会社東急コミュニティーが発表している、個人情報紛失した原因の推測は

当該管理事務所は特定の者以外の入室はできず、持ち出しも無いことから、3月7日に弊社職員が名簿を閲覧後、机の端に置いたものが近くのゴミ箱に落下し、他の廃棄書類に紛れ焼却処分された可能性が高いと考えられます。

したがいまして、紛失したお客様の個人情報が流出、流用される二次被害の可能性は低いと判断しております。
株式会社東急コミュニティーより引用

とコメントされていました。

情報管理の視点から考察

情報管理の視点からいうと
・お客様の情報を保管、管理という点
・誰がいつ使ったのかという点
に関しては個人情報保護法の20条安全管理措置に準拠した対策は取られています。

しかしながら、閲覧した個人情報を管理しているとこへ保管する行為が徹底されてない点。つまり、個人情報を閲覧し返却した記録管理が不十分ということです。

住居者情報を閲覧後、保管しその後管理記録に記載していればこのようなミスはなかったと思われます。

ただこれも推測です。もしかしたら
・従業員が外へ持ち出した可能性もあります。
・従業員が持ち出して、外で紛失した可能性もあります。

現状において不正に利用されてないということであれば、流出の可能性は低いと思われます。

しかしその名簿にどのような情報が記載されていたか、公表していないため住人の皆さんは不安でしょう。住所、名前、電話番号だけならいいのですが、その情報の中に
・健康保険番号
・銀行口座番号
・鍵の種類
・実家の住所、電話番号
など機微な情報が入っていれば不安です。

尚今回発表された個人情報紛失のプレスはこちらです。