金融のお話。FXとは、なんだろう。FXで負けにくい方法とは。為替の動向、注目の通貨とは。
ドル円が、125円まで安くなりこれ以上円安になると輸入企業に大きなダメージが発生する可能性がある水準まで達成してきました。
今回は、FXについてお話します。
・FXとは
・FXで負けにくい方法
・注目の通貨は
上記3点でお話します。
FXとは
テレビでも、広告でもFXという文字が表示されあちこちで見かけられますが、外国の通貨を使って資金をためることだろうなんとなく理解されていると思います。
正確には、FXは、”Margin Foreign Exchange Trading”といい日本語に訳すと外国為替証拠金取引といいます。
外国為替証拠金取引とは、わかりやすく言うと担保の金額を元手に、25倍(25倍以下で、その倍率は企業によって選ぶことができます)の金額の取引を行うということです。
例 4万を元手に、4万×25倍=100万の金額を動かすことができるということです。
金額を、動かすとどうなるかお話します。
簡単に言うと1ドル=100円だとした場合
担保としてのお金が4万円で、4万×25倍=100万円分のドルを買えたり、売ったり出来るということなのです。
ここで、100万円分のドルを買うとします。1ドル=100円なので1万ドル買うことができます。
一週間後1ドル=110円となったときに、一週間前にかった1万ドルをうることにします。1ドル=110円なので
110円/1ドル×1万ドル=110万円となります。
ここで4万円を担保に、100万円分ドルを買っていたので100万円を返すことにします。
110万円-100万=10万円 そして担保の4万円を足すと14万円が手元に残りました。
これがFX(外国為替証拠金取引)です。
これは、儲かると思う方は多いですが、
逆に1ドル=90円になると
1万ドル×90円=90万円手元に90万円しかのこらなくなります。
すると4万円を担保に、100万円でドルを買っていたので100万円返さなければなりません。
すると、手元には90万円しかないので、新たに手出しで10万円返すことになります。
少しの金額で大きな取引を行えるため、利益は多く出ますが、損失も多くなります。
FXで負けにくい方法
FXで儲かるために、多くの人がおこなっいることは
・テクニカル分析
一目均衡、MACD、フィボナッチなどを使い通貨の動きを予測します。
・情報の入手
・通貨に関係する国の首相、中央銀行などの総裁の発言
・通貨に関係する国の失業率、GDPなど
・通貨の売買情報
例えば、1ドル125円のときに、
・1ドル=126円でドルをたくさん売りたい人がいる
・1ドル=123円でドルをたくさん購入したい人がいる
などです。
他にもありますが、基本上記の情報を利用しています。
しかし通貨は、予想どうり動いてくれないことが多く、先ほども話しましたが、多くの利益を生むこともあれば、多くの損失を生むこともあります。
そこで損失を少なくするために、二つの方法がよく使われます。
・両建て
これは、会社によって出来ないことところもあります。
例えば1ドル=100円で1万ドル購入します。
FXの場合、元本の25倍以下の取引ができるので
元本4万の場合 4万×25倍=100万円の取引を行うこととします。
100円/1ドル×1万ドル=100万円なので、1万ドル購入します。
次の日1ドル=99円となりました。
99円/1ドル×1万ドル=99万円なので100万円から1万円の損失が発生したことになります。
このまま1ドル=98円,97円・・・90円となると多くの損害を受けることになります。
ここで1ドル=99円の時に、買ったときと同様に1万ドルを売ります。
※ここで売りという取引は、価格が下がれば下がるほど利益を得ることが出来る取引となります。
もし1ドル=92円となった場合
1ドル=100円を1万ドル購入していたので 92円/1ドル×1万ドル=92万となり8万円の損失が発生します。
しかし1ドル=99円で1万ドル売りの取引をしていたので 92円/1ドル×1万ドル=92万となり、買い戻すと7万円の利益が発生します。
8万円の損失ー7万円の利益=1万円の損失となります。
尚この状態を永遠に維持した場合、損失と利益の金額は変化しますが、合計の損失は1万で変わりません。
※尚スワップや手数料等による損失は、含まれていません。
両建てとは、最初に購入した取引と同じ数量を、最初に購入した取引と逆の取引を行い、損失を一定以上拡大させない方法です。
例 買の取引を10万通貨行ったら、同様に売の通貨を10万通貨行う。
両建てを行う場合は、相場の方向性が見えない場合などで使われるリスクヘッジの方法です。
難平(なんぴん)
これは、相場が下がっても購入した金額より下がったら、その時に下がった金額で購入し続ける方法です。
相場が、
・購入した金額に戻る可能性が高い
・購入した金額よりあがる可能性が高い
場合に行われる取引です。
詳しくは、証券会社等のページをごらんいただければ乗っています。
などFX取引に関しては、損失を防ぐ方法などありますのでよく勉強してFX取引を行うことをお勧めします。
ただFX取引も、ギャンブルも同様ですが一番難しいのは引き際です。
これに関しては、テクニカル分析をつかい判断されることをお勧めします。
注目の通貨は
注目の通貨の話の前に、現在のトレンド(流れは)ドル高です。つい最近までは、円安ドル高。政権が自民党に変わってからは、円安のトレンドでした。
ここでドル高となり、新興国にとっては自分たちの通貨が、安くなりインフレ経済に危険性が増えています。
現在ほとんどの新興国の通貨が、過去最安値を更新しています。
通常インフレ経済になるのを防ぐために、公定歩合を上げてことが一つの方法です。しかし危機的場合は、為替介入を行い自国通貨の防衛を行うことが多々あります。
そこで新興国通貨
・トルコ
・南アフリカ
等の通貨が、一部の投資家から注目を浴びています。
しかし政府、中央銀行が何も行わずに、通貨が過剰に下がるリスクは多大にありますので、注意してください。
そういう意味では、ドル高の流れを考えるとドルを少しずつ買い続けるのがよいのかもしれません。
注)尚私的見解で、記載された文面もありますのでご参考程度にご覧ください。
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